密」が醍醐味のゲストハウスが休業に。アルバイトの僕が目の当たりにした現状【新型コロナ】

密」が醍醐味のゲストハウスが休業に。アルバイトの僕が目の当たりにした現状【新型コロナ】

4月11日、「営業休止に向けて」という赤い文字が、業務の引き継ぎ表に記されていた。

「あぁ。とうとう来たか」

もう驚きはしなかった。むしろ遅過ぎるくらいだろう。 密」が醍醐味のゲストハウスが休業に。アルバイトの僕が目の当たりにした現状【新型コロナ】 フィンランドから来たゲストと友達になり、浅草をお散歩したときの一枚。

ゲストハウスは「密」が醍醐味

2020年3月に大学を卒業した僕は今、ハフポスト日本版でインターンなどをする傍ら、年末の海外移住に向けて貯金をするために、上野周辺のゲストハウスでアルバイトをしている。

ゲストハウスでのアルバイトは、始めてもう2年が経つ。今働いている施設の宿泊客(ゲスト)の半分は海外からやって来ていて、タイやベトナム、フィリピンなど、アジア地域から来る人が多いけれど、欧米から来る人も少なくはない。

ビジネスで来る人、バックパッカー、家族旅行など、滞在の目的も様々だ。そして、働く側にとっても、こういった宿泊施設の醍醐味は「交流」だ。

施設内でイベントを開催したり、仲良くなれば連絡先を交換して遊びに出かけることもある。正に「密」という言葉がぴったりな場所なのだ。 密」が醍醐味のゲストハウスが休業に。アルバイトの僕が目の当たりにした現状【新型コロナ】 ドミトリー部屋(イメージ画像)

しかし、今や「密」ほど避けるべきものはない。

ゲストハウスの特徴は、ホテルのような宿泊施設よりも料金が比較的リーズナブルで、共有キッチンや相部屋が多いこと。

僕のアルバイト先には、個室に加えて12人から16人まで、ドミトリーと呼ばれる4つの相部屋がある。室内には複数の二段ベッドが並んでいて、シャワーや洗面所、キッチンは全て共有だ。

つまり、誰か1人でもウイルスを持ち込めば、たちまち広がってしまう環境だ。 密」が醍醐味のゲストハウスが休業に。アルバイトの僕が目の当たりにした現状【新型コロナ】 キャンセル通知でいっぱいの受信ボックス(2020年4月11日) ここ数ヶ月、コロナウイルスの爆発的流行を受けて客足は減るばかり。

複数の言語が飛び交い賑わっていたラウンジには誰1人おらず、メールの受信ボックスはキャンセル通知の嵐。キャンセル料金の免除を求めるメッセージが連日、山のように届いている。そのあまりの多さに、「定型文欄」には「キャンセル承認(コロナ)」を日本語と英語で登録したほどだ。

閑散期の1月辺りから客足は緩やかに減り始め、2月半ばから今日にかけて予約は激減している。宿泊料金を大幅に下げても、施設の稼働率は20%から30%の間を行ったり来たりといった調子だ。

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